蟻のエンサイクロペディア

現在の飼育種②

クロヤマアリのコロニー

◆飼育開始年
2018年8月

◆飼育開始時の状態
2018年8月長野県標高1400m付近で行われた結婚飛行で採集した新女王。

◆飼育巣
平置き石膏巣→縦重ね型石膏巣→スケルトン巣TYPE B3wayメッシュ石膏巣

◆エサ
主要な蜜餌→ハチミツ、メープルシロップ、スイーツパウダー
主要な肉餌→ミルワーム(生タイプ缶詰)

◆現在までの状況
採集した新女王を平置き石膏巣で管理。初年度の12月時点でワーカー数約20匹。
その後コロニーの成長に合わせて2019年頃縦重ね型石膏巣へ引っ越し。
2022年3月に当時新しく考案したスケルトン巣TYPE Bに引越ししたが手狭になった為3wayメッシュ石膏巣に再度引越し。
不調になったり復活したりを繰り返し、2023年現在のワーカー数は約300匹。

アカヤマアリのコロニー

◆飼育開始年
2018年7月31日

◆飼育開始時の状態
2018年7月31日に長野県標高1500m付近で結婚飛行後の新女王を採集


◆飼育巣
平置き石膏巣回転式縦重ね型シャーレ石膏巣スケルトン巣TYPE B

◆エサ
主要な蜜餌→ハチミツ、メープルシロップ、スイーツパウダー
主要な肉餌→ミルワーム(生タイプ缶詰)

◆現在までの状況
採集した新女王は平置き石膏巣で管理。採集地で調達したアカヤマアリやクロヤマアリの繭を導入して一応コロニーの体を形成したが、導入繭の数が十分に確保出来ずに苦労する。
いくら野外採集に出かけても欲しい時に必要な繭が得られない...これは寄生種飼育の常だ...。
2年目となる2019年頃から徐々に繭の導入が進みコロニーとしての形が安定する。
2021年頃に特にコロニーが成長し、コロニーの成長に合わせて回転式縦重ね型シャーレ石膏巣に引越し。ワーカー数は100匹程度になった。
2022年に当時新しく考案したスケルトン巣TYPE Bに引越し。相性はイマイチでコロニーは一進一退を繰り返す。そんな中2022年9月に女王が崩御...。
2023年2月現在、アカヤマアリワーカーとクロヤマアリワーカーの混成コロニーが残されている。

ヤマクロヤマアリのコロニー

◆飼育開始年
2018年7月31日

◆飼育開始時の状態
2018年7月31日に長野県標高1500m付近で結婚飛行後の新女王を採集


◆飼育巣
小型丸型石膏巣→平置き石膏巣

◆エサ
主要な蜜餌→ハチミツ、メープルシロップ、スイーツパウダー
主要な肉餌→ミルワーム(生タイプ缶詰)

◆現在までの状況
採集した新女王を小型丸型石膏巣で管理。初年度の12月の時点でワーカー数は3匹。
しかしながら女王の産卵は続かずワーカーが死んでしまい女王のみの状態に。
2021年、近縁種クロヤマアリの繭を導入しついに女王の産卵を確認、ワーカーは20匹程度羽化したが女王が崩御...。
平地の環境とは違う高標高地のアリであったことからやはり環境的に厳しかったか...

トビイロケアリのコロニー

◆飼育開始年
2020年2月

◆飼育開始時の状態
2020年に行った枯枝採集で単独で越冬していた女王を採集。

◆飼育巣
小型丸型石膏巣→平置き石膏巣3wayメッシュ石膏巣

◆エサ
主要な蜜餌→ハチミツ、メープルシロップ、スイーツパウダー
主要な肉餌→ミルワーム(生タイプ缶詰)

◆現在までの状況
採集した状況的に2019年に飛行した女王ではないかと思われる。最初は丸型石膏巣で管理しコロニー化後に平置き石膏巣に引越し。初年度の2020年12月の時点でワーカー数は約20匹。
コロニーは2年目以降徐々に成長速度を上げ、2023年2月現在ワーカー数約600匹。

ケアリの一種のコロニー

◆飼育開始年
2022年7月31日

◆飼育開始時の状態
2022年7月31日に森林内で結婚飛行後の新女王を採集。

◆飼育巣
簡易試験管巣→3wayメッシュ石膏巣

◆エサ
主要な蜜餌→ハチミツ、メープルシロップ、スイーツパウダー
主要な肉餌→ミルワーム(生タイプ缶詰)

◆現在までの状況
採集した女王は簡易試験管巣で管理。コロニー化後3wayメッシュ石膏巣に引越し。
2023年2月現在ワーカー数約80匹。

アメイロケアリのコロニー①

◆飼育開始年
2022年6月30日

◆飼育開始時の状態
闇の住人さんのご厚意でお譲り頂いた6月28日飛行の新女王

◆飼育巣
小型丸型石膏巣→3wayメッシュ石膏巣

◆エサ
主要な蜜餌→ハチミツ、メープルシロップ、スイーツパウダー
主要な肉餌→ミルワーム(生タイプ缶詰)

◆現在までの状況
闇の住人さんにお譲り頂いた新女王を、これまた闇の住人さんに頂いたトビイロケアリのワーカー達に寄生させてコロニー化させた。
7月中旬には産卵を確認。8月下旬には繭ができ始めて、9月上旬に初ワーカーが羽化。
2023年2月現在アメイロケアリのワーカー数は約40匹。

アメイロケアリのコロニー②

◆飼育開始年
2022年6月30日

◆飼育開始時の状態
闇の住人さんのご厚意でお譲り頂いた6月28日飛行の新女王

◆飼育巣
平置き石膏巣

◆エサ
主要な蜜餌→ハチミツ、メープルシロップ、スイーツパウダー
主要な肉餌→ミルワーム(生タイプ缶詰)

◆現在までの状況
闇の住人さんにお譲り頂いた新女王を、これまた闇の住人さんに頂いたトビイロケアリのワーカー達に寄生させてコロニー化させた。
7月中旬には産卵を確認。8月下旬には繭ができ始めて、9月上旬に初ワーカーが羽化。
2023年2月現在アメイロケアリのワーカー数は約15匹。

ヒラアシクサアリのコロニー

◆飼育開始年
2020年7月上旬

◆飼育開始時の状態
2020年7月上旬に飛行後の新女王を採集。

◆飼育巣
丸型石膏巣→平置き石膏巣

◆エサ
主要な蜜餌→ハチミツ、メープルシロップ、スイーツパウダー
主要な肉餌→ミルワーム(生タイプ缶詰)

◆現在までの状況
女王を採集後ケアリのワーカーに寄生させて7月下旬には産卵を確認。
2021年にヒラアシクサアリのワーカーが誕生したものの寄生させたケアリの数や追加させたケアリの数が不十分であったため軌道には乗れず...
2022年にはヒラアシクサアリのワーカーが数十匹程度に増えたがその後の越冬期間中に調子を崩し規模が大幅に縮小...
2023年2月現在ヒラアシクサアリのワーカーは10匹程度となってしまっている。
寄生させるケアリが十分に用意できなかった場合はうまくいかないという例だろう。

アメイロアリのコロニー

◆飼育開始年
2022年5月24日

◆飼育開始時の状態
2022年5月24日に和歌山県で飛行後の新女王を採集。

◆飼育巣
擬似ドングリ石膏巣→擬似ドングリ式石膏巣(中)

◆エサ
主要な蜜餌→ハチミツ、メープルシロップ、スイーツパウダー
※小型種の為、蜜餌を与える際にはテッシュに染み込ませて与えるなど「溺れ防止」対策があった方が良い。
主要な肉餌→ミルワーム(生タイプ缶詰)

◆現在までの状況
採集した新女王は擬似ドングリ石膏巣で管理。コロニー化後に擬似ドングリ式石膏巣(中)に引越し。
2023年2月現在ワーカー数約160匹。

※このコロニーの成長は"一から育てるアメイロアリ"シリーズで追いかけている。

ケブカアメイロアリのコロニー

◆飼育開始年
2020年4月17日

◆飼育開始時の状態
2020年4月17日、大阪でクロナガアリの採集に出かけた際に偶然地表を歩く女王を採集。

◆飼育巣
小型丸型石膏巣→平置き石膏巣縦置き型石膏巣(3連)

◆エサ
主要な蜜餌→ハチミツ、メープルシロップ、スイーツパウダー
主要な肉餌→ミルワーム(生タイプ缶詰)

◆現在までの状況
採集した女王は小型丸型石膏巣で管理。4月17日採集だが、本来のケブカアメイロアリの飛行時期に対して時期外れであることが謎であった。
6月までにワーカーが10匹程度誕生したが女王が崩御。しかし幸運にも6月13日の夜にケブカアメイロアリの結婚飛行に遭遇し新たな新女王を採集。これを女王を失ったばかりのコロニーに導入し、現在のコロニーとなった。新しい女王にとっては結婚飛行直後にワーカーを取り巻きに出来た形となった為、その後のコロニー拡大には有利に働いたことだろう。
2021年にかけてコロニーは爆発的に成長し、数千匹のコロニーへと成長した。
2022年には成長の勢いは止まり緩やかな縮小に向かっている。

リュウキュウアメイロアリのコロニー①

◆飼育開始年
2021年11月17日

◆飼育開始時の状態
2021年11月17日に与那国島で行われた結婚飛行で新女王を採集。

◆飼育巣
簡易試験管巣→擬似ドングリ型石膏巣(中)

◆エサ
主要な蜜餌→ハチミツ、メープルシロップ、スイーツパウダー
※小型種の為、蜜餌を与える際にはテッシュに染み込ませて与えるなど「溺れ防止」対策があった方が良い。
主要な肉餌→ミルワーム(生タイプ缶詰)

◆現在までの状況
2021年冬に採集した新女王を簡易試験管で管理。室温管理の為かそのまま真冬の1月下旬にワーカーが誕生。
コロニーの拡大の伴い2022年6月に擬似ドングリ型石膏巣(中)に引越し。
2023年2月現在ワーカー数300を超えるコロニーへと成長している。

リュウキュウアメイロアリのコロニー②

◆飼育開始年
2021年11月17日

◆飼育開始時の状態
2021年11月17日に与那国島で行われた結婚飛行で新女王を採集。

◆飼育巣
簡易試験管巣→擬似ドングリ型石膏巣(中)

◆エサ
主要な蜜餌→ハチミツ、メープルシロップ、スイーツパウダー
※小型種の為、蜜餌を与える際にはテッシュに染み込ませて与えるなど「溺れ防止」対策があった方が良い。
主要な肉餌→ミルワーム(生タイプ缶詰)

◆現在までの状況
2021年冬に採集した新女王を簡易試験管で管理。室温管理の為かそのまま真冬の1月下旬にワーカーが誕生。
コロニーの拡大の伴い2022年6月に擬似ドングリ型石膏巣(中)に引越し。
2023年2月現在ワーカー数200を超えるコロニーへと成長している。

トゲアリのコロニー

◆飼育開始年
2021年6月

◆飼育開始時の状態
闇の住人さんよりお譲り頂いた2020年飛行の女王

◆飼育巣
平置き石膏巣→石膏と木材を組み合わせたスケルトン巣

◆エサ
主要な蜜餌→ハチミツ、メープルシロップ、スイーツパウダー
主要な肉餌→ミルワーム(生タイプ缶詰)

◆現在までの状況
2021年6月に女王を失ってしまったムネアカオオアリのコロニー内に残されていた約100個の繭を使ってこのトゲアリ女王の寄生を行った。繭から羽化したばかりのワーカーを使った為か、トゲアリ女王とムネアカオオアリのワーカーとの争いは皆無。2021年中に産卵が始まったが冬を迎えるまでにワーカー誕生には至らず、2022年7月にようやく初ワーカーが誕生。
2023年2月現在ワーカー数は約80匹。

チクシトゲアリのコロニー

◆飼育開始年
2021年2月

◆飼育開始時の状態
2021年2月に行った冬季枯枝採集で採集した単独越冬女王。

◆飼育巣
簡易試験管巣→Ant Shack社製平置き巣→平置き型木製巣→平置き石膏巣

◆エサ
主要な蜜餌→ハチミツ、メープルシロップ、スイーツパウダー
主要な肉餌→ミルワーム(生タイプ缶詰)

◆現在までの状況
採集した女王は簡易試験管巣で管理。
2021年6月、初ワーカー誕生。コロニー化後、2021年8月にAnt Shack社製平置き巣の床面に石膏を敷いた飼育巣へ引越し。
2022年1月の時点で乾燥飼育用の木製巣に引越し。
その後、コロニーは一進一退の時期を過ごしたが、2022年後半にゆっくりではあるが確実にワーカーの数が増加に転じる。
2023年2月現在ワーカー数は17匹。

※このコロニーの成長は"一から育てるチクシトゲアリ"シリーズで追いかけている。

ルリアリのコロニー

◆飼育開始年
2021年6月中旬

◆飼育開始時の状態
2021年6月中旬に兵庫の公園で飛行後の新女王を採集。

◆飼育巣
平置き木製巣→平置き木製巣(改)

◆エサ
主要な蜜餌→ハチミツ、メープルシロップ、スイーツパウダー
主要な肉餌→ミルワーム(生タイプ缶詰)

◆現在までの状況
採集時にはクロヤマアリ、ムネボソアリの飛行も行われていた。
採集した新女王は簡易試験管巣で管理した後、コロニー化後は平置き木製巣に引越し、その後コロニーの成長に合わせて平置き木製巣(改)に再引越し。
一時冬季の越冬時期に調子を崩し、全滅しかけたことがあったが、なんとか持ち直した。
2023年現在のワーカー数は約200匹。

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