蟻のエンサイクロペディア

現在の飼育種①

クロオオアリのコロニー

◆飼育開始年
2018年5月15日

◆飼育開始時の状態
2018年5月15日に大阪で行われた結婚飛行で採集した新女王。


◆飼育巣
平置き石膏巣→縦重ね型石膏巣→スケルトン巣

◆エサ
主要な蜜餌→ハチミツ、メープルシロップ、スイーツパウダー
主要な肉餌→ミルワーム(生タイプ缶詰)

◆現在までの状況
結婚飛行後の新女王を平置き型石膏巣で管理し、コロニー化した2018年のうちに当時新しく考案した縦重ね型石膏巣へ引越し。
その後ワーカー数300匹程度まで拡大したが、ワーカーが増えたことに比例して観察面の汚れがひどくなり巣内の観察がほとんどできなくなる。
観察できないことでこのコロニーに対する飼育モチベーションが下がっていたが、2022年に観察面の汚れに対策できる"スケルトン巣"を考案して再度引っ越し。
2023年2月時点では観察のしやすさが保持されていることに加え飼育巣自体も相性が良かったようで約400匹の規模のコロニーとなっている。

ムネアカオオアリのコロニー①


◆飼育開始年
2018年5月15日。

◆飼育開始時の状態
2018年5月15日に大阪で行われた結婚飛行で採集した新女王。


◆飼育巣
竹筒型石膏巣→平置き石膏巣→縦重ね型石膏巣

◆エサ
主要な蜜餌→ハチミツ、メープルシロップ、スイーツパウダー
主要な肉餌→ミルワーム(生タイプ缶詰)

◆現在までの状況
結婚飛行後の新女王を竹筒型石膏巣で管理し、コロニー化後すぐに平置き型石膏巣へ引越し。さらに2018年のうちに当時新しく考案した縦重ね型石膏巣へ引越し。
初年度2018年の越冬時にはワーカー数28匹。3年目の夏に約350匹。
しかし400~500匹規模で順風満帆だった4年目の6月に女王が突然の崩御...
残されたワーカー達の中から約100匹をトゲアリの寄生に使用した。
2023年2月現在、150匹前後のワーカー達が依然として健在だが、女王が不在の為ワーカーの寿命が尽き次第コロニーは終焉を迎えるだろう。

ムネアカオオアリのコロニー②

◆飼育開始年
2021年5月上旬。

◆飼育開始時の状態
2021年5月上旬に大阪で行われた結婚飛行後の新女王を夜間採集で採集した。


◆飼育巣
簡易試験管巣→平置き石膏巣→大型平置き石膏巣

◆エサ
主要な蜜餌→ハチミツ、メープルシロップ、スイーツパウダー
主要な肉餌→ミルワーム(生タイプ缶詰)

◆現在までの状況
採集した新女王をまずは簡易試験管巣で管理。コロニー化後に平置き石膏巣へ引越し。
1年目の越冬時のワーカー数は約20匹。
2年目の越冬時には約120匹の規模に成長。コロニーの成長に合わせ大型平置き石膏巣に引越し。

※このコロニーの成長は"一から育てるムネアカオオアリ"シリーズで追いかけている。

ムネアカオオアリのコロニー③

◆飼育開始年
2020年8月。

◆飼育開始時の状態
長野県、標高2000m付近で結婚飛行後の新女王を採集。

◆飼育巣
小型丸型石膏巣→平置き石膏巣

◆エサ
主要な蜜餌→ハチミツ、メープルシロップ、スイーツパウダー
主要な肉餌→ミルワーム(生タイプ缶詰)

◆現在までの状況
飛行時期が8月だった為、初年度の年内は産卵〜幼虫孵化まで。
翌春の2021年にコロニー化した。その後コロニーの成長に合わせて平置き石膏巣に引越し。
標高の高い地域に暮らすムネアカオオアリの特徴である体色の黒化がわずかに見られる。
また、実際の生息地と飼育環境の違いからか成長速度が遅い。
2023年2月現在ワーカー数約40匹。

ミカドオオアリのコロニー

◆飼育開始年
2022年5月。

◆飼育開始時の状態
2022年5月に大阪で行われた結婚飛行後の新女王を夜間採集で採集した。


◆飼育巣
簡易試験管巣→ニッシーさんに頂いた平置き型木製巣

◆エサ
主要な蜜餌→ハチミツ、メープルシロップ、スイーツパウダー
主要な肉餌→ミルワーム(生タイプ缶詰)

◆現在までの状況
採集した新女王を簡易試験管巣で管理。コロニー化後に平置き型木製巣(ニッシーさんに頂いたもの)に引越し。
2023年2月現在ワーカー数15匹。

※このコロニーの成長は"一から育てるミカドオオアリ"シリーズで追いかけている。

ヨツボシオオアリのコロニー①

◆飼育開始年
2018年5月15日。

◆飼育開始時の状態
2018年5月15日に大阪で行われた結婚飛行で採集した新女王。

◆飼育巣
竹筒型石膏巣→竹筒型石膏巣+丸型石膏巣→平置き石膏巣+丸型石膏巣→大型ロフト付き石膏巣→ニッシーさんに頂いた木製巣

◆エサ
主要な蜜餌→ハチミツ、メープルシロップ、スイーツパウダー
主要な肉餌→ミルワーム(生タイプ缶詰)

◆現在までの状況
採集した新女王を竹筒型石膏巣で管理。初年度の越冬時点でのワーカー数は8匹。
2年目以降コロニーの成長に合わせて丸型石膏巣を増設。
3年目にコロニーの成長の勢いが増してきた為、竹筒型石膏巣に替えて平置き石膏巣を接続。ワーカー数はこの年に150匹を越え、大型ワーカーも多く誕生した。
4年目の2021年には大型のロフト付き石膏巣に引越し。
5年目の2022年には大型の平置き木製巣(ニッシーさんに頂いたもの)に引越し。
2023年2月現在は300匹前後のコロニーとなっている。

ヨツボシオオアリのコロニー②

◆飼育開始年
2021年5月上旬。

◆飼育開始時の状態
2021年5月上旬に大阪で行われた結婚飛行後の新女王を夜間採集で採集した。


◆飼育巣
簡易試験管巣→小太り先生から頂いた樹上巣

◆エサ
主要な蜜餌→ハチミツ、メープルシロップ、スイーツパウダー
主要な肉餌→ミルワーム(生タイプ缶詰)

◆現在までの状況
採集した新女王は簡易試験管巣で管理。コロニー化後、生き物塾小太り先生のコブセンさんに頂いた縦置き型木製飼育巣"樹上巣"に引越し。その後は乾燥飼育を行っている。
2023年2月現在、ワーカー数は約70~80匹。

※このコロニーの成長は"一から育てるミカドオオアリ"シリーズで追いかけている。

アメイロオオアリのコロニー

◆飼育開始年
2019年3月。

◆飼育開始時の状態
2019年3月に枯竹で越冬を行っていた初期コロニー(女王1匹、ワーカー1匹)を採集。

◆飼育巣
小型丸型石膏巣→小型丸型石膏巣+竹筒型石膏巣→S-tillandsiaさんの平置き型飼育巣"Hybrid Nest Type G"→よ〜いちさんの縦置き型木製巣


◆エサ
主要な蜜餌→ハチミツ、メープルシロップ、スイーツパウダー
主要な肉餌→ミルワーム(生タイプ缶詰)

◆現在までの状況
採集時の状況から、2018年の晩夏に飛行して零細規模の初期コロニーとして越冬を迎えたコロニーであると思われる。採集時のワーカーは1匹のみ。
石膏巣などを用いた加湿飼育を行ってきたが2022年より木製巣(よ〜いちさんに頂いたもの)での乾燥飼育に移行。
2023年2月現在コロニーは調子を崩すことなく順調に過ごしており、ワーカー数は約300匹。

クサオオアリ女王

◆飼育開始年
2022年10月23日

◆飼育開始時の状態
闇の住人さんよりお譲り頂いた2022年飛行の新女王。

◆飼育巣
貯水タンク給水式ラウンドケース(闇の住人さんよりお譲り頂いたままのもの)

◆エサ
女王のみの為、少量の蜜餌のみ

◆現在までの状況
「クサオオアリの新女王の採集」を毎年目標に掲げながらなかなか採集に至らない私へ闇の住人さんがお声掛け下さり女王一匹が我が家にやってくることになりました。
我が家にやってきたのが10月だった為そのまま越冬に入り、2023年春以降のコロニー化を目指しています。

ケブカツヤオオアリのコロニー

◆飼育開始年
2020年5月5日

◆飼育開始時の状態
2020年5月5日に大阪で行われた結婚飛行で採集した新女王。

◆飼育巣
小型丸型石膏巣→ステンレス巣(ハイブリッド)

◆エサ
主要な蜜餌→ハチミツ、メープルシロップ、スイーツパウダー
主要な肉餌→ミルワーム(生タイプ缶詰)

◆現在までの状況
採集した新女王は小型丸型石膏巣で管理。初年度の冬の時点でのワーカー数は7匹。
ペースは遅いながらもジリジリと規模を成長させ2022年時点で50~60匹となったが、一度調子を崩し2023年2月現在40匹前後。
2022年よりオリアリ工房さんのステンレス巣に引越ししている。

ウメマツオオアリのコロニー①

◆飼育開始年
2022年7月31日

◆飼育開始時の状態
2022年7月31日の日中、森林内で木の幹〜根元を徘徊する新女王を発見し、採集。

◆飼育巣
簡易試験管巣→縦置きステンレス巣

◆エサ
主要な蜜餌→ハチミツ、メープルシロップ、スイーツパウダー
主要な肉餌→ミルワーム(生タイプ缶詰)

◆現在までの状況
採集した新女王は簡易試験管巣で管理。コロニー化後、オリアリ工房さんの縦置きステンレス巣に引越し。
2023年2月現在ワーカー数は8匹。

ウメマツオオアリのコロニー②

◆飼育開始年
2017年

◆飼育開始時の状態
2017年に枯竹から5匹で同居していた女王を採集。

◆飼育巣
小型丸型石膏巣+竹筒型石膏巣

◆エサ
主要な蜜餌→ハチミツ、メープルシロップ、スイーツパウダー
主要な肉餌→ミルワーム(生タイプ缶詰)

◆現在までの状況
ワーカー数は最大で200匹程度。
しかしながら新女王の生産があった。
2023年現在女王は2匹、ワーカーは約70匹。

ホソウメマツオオアリのコロニー

◆飼育開始年
2019年6月下旬

◆飼育開始時の状態
2019年6月下旬に鹿児島で結婚飛行後の新女王を採集。

◆飼育巣
小型丸型石膏巣→小型丸型石膏巣+平置き石膏巣

◆エサ
主要な蜜餌→ハチミツ、メープルシロップ、スイーツパウダー
主要な肉餌→ミルワーム(生タイプ缶詰)

◆現在までの状況
採集した新女王は小型丸型石膏巣で管理。初年度の終わりの時点でワーカー数は9匹。
2年目となった2020年、コロニーの成長は急激に加速し一気に100匹を越えるコロニーに。しかしながら、その年の10月、女王が突然死してしまい快進撃は突如終わりを迎えた。
その後、ワーカー達のみで引き続き安定した活動を見せ、2023年2月現在まで毎年ワーカーの産卵によるオスアリの生産を続けている。
しかしワーカー達の寿命が尽きるのが近いと思われ、そこでコロニーは終焉を迎えることになる。

ヤマヨツボシオオアリのコロニー

◆飼育開始年
2021年1月

◆飼育開始時の状態
2021年1月冬季枯竹採集でコロニー採集

◆飼育巣
特殊木製巣

◆エサ
主要な蜜餌→ハチミツ、メープルシロップ、スイーツパウダー
主要な肉餌→ミルワーム(生タイプ缶詰)

◆現在までの状況
ヤマヨツボシオオアリの飼育は石膏巣での加湿飼育や広いスペースの飼育巣ではうまくいったことがない。
木製巣による乾燥飼育かつサテライトコロニーを作るヤマヨツボシオオアリの生態を観察するべく木製巣部屋を備えた実験的な飼育巣を製作。
このコロニーには数多くの女王が存在する。

ヒラズオオアリ女王

◆飼育開始年
2022年7月24日

◆飼育開始時の状態
2022年7月24日、ありいちさんとの野外観察の際に2022年飛行の新女王をお譲り頂いた。

◆飼育巣
木ダボ巣

◆エサ
女王のみの為、少量の蜜餌と稀に少量の肉餌。

◆現在までの状況
お譲り頂いた女王は一度産卵をしたが、その後食卵してしまい越冬に入る。
2023年春以降のコロニー化を目指しています。

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